老後も仲良く! 定年後に夫婦円満に過ごす秘訣
老後も仲良く! 定年後に夫婦円満に過ごす秘訣
夫が定年退職になり子どもも独立すると、自分の時間が増えることになるため、夫婦でのかかわりも多くなるはずです。
しかし夫婦の間では定年後の生活について考え方が違うことをご存知でしょうか?
今回は定年後の夫婦間の考え方の違いに触れていき、いつまでも夫婦円満に過ごすための秘訣をご紹介します。
「博報堂 新しい大人文化研究所」の「団塊夫婦の定年意識」に関する調査では「定年が楽しみと思う男性」が全体の8割を超えた数値であることを発表しました。
ところがその一方で「夫の定年が憂鬱と思う女性」も全体の4割近くにまでのぼりました。
また、定年退職後の生活として「仕事から離れてのんびりとしたい」と考えている夫が多い一方で、「できれば仕事と関わって活発に動いてほしい」と考える妻が多く、夫婦間の意識差がうかがえます。
このように夫婦間の考え方が違っているため、このズレに気付かずに生活を送っていると、夫婦円満に生活を送ることが難しくなってしまいます。
・「適切な距離感」を意識する
定年退職後は夫婦の時間も増えてくるものですが、干渉のし過ぎはストレスになるはずです。
とはいえ無関心では夫婦である意味もありませんから、適切な距離感を知ることが大切です。
「一緒に出かける時間を増やしたい」といったケースや「1人の時間を大切にしたい」といったケースもあるはずです。
家庭によってはこういった感覚的な部分に違いがあるため、双方の意見を聞きながらライフスタイルを構築していきましょう。
・「相手を尊重すること」を忘れない
男性にありがちなことですが、定年退職後であっても「俺の方が稼いでいる」「妻を養ってあげている」といったような気持ちが抜けない状態は良くありません。
特に定年後は夫婦間の時間的なかかわりも増えるため、このような状況が続いていると、それが原因で熟年離婚につながる可能性もあります。
男女間で得意分野の違いもありますから、お互いを尊重する気持ちを忘れないようにしましょう。
・「共通の話題」を作る
夫婦間の趣味を共有することも大切です。
一緒に旅行をしたり、映画を見に行ったり、好きな音楽を一緒に聴くなど「共通の話題」となるものを作ってみましょう。
何も思い浮かばない……という方は、「老後は海外旅行を楽しもう」といったように「どのような老後を送っていくか」といった話題を共有し、夫婦間の意識を統一することがおすすめです。
時間を見つけ2人で楽しむことができることを考えてみましょう。
夫婦で一緒に暮らす時間が長くなっても、考え方が違って夫婦仲が悪くなってしまうのは寂しいですよね。
そうならないためにも夫婦間のコミュニケーションと意識の共有をしていくことが大切です。
今から取り入れることができる心がけもあるため、是非参考にしてみてください。